SNS上で話題となったことで大勢の外国人観光客が訪れている静岡県富士市の橋で、11月8日から地域経済の活性化を目指した社会実験としてキッチンカーの出店が始まりました。

クレープを販売する1台のキッチンカー。

ここは富士市にある富士山夢の大橋です。

この橋は富士山に登るように見える階段として2023年末からSNS上で話題となり、外国人観光客に人気のスポットとなっています。

外国人観光客:
上海から来た

タクシー運転手:
土日は外国人ばかり

しかし、道路への飛び出しに加え、ゴミのポイ捨てや騒音など迷惑行為が頻発。

住民にとっては悩みの種となっていました。

富士市交流観光課・松村岳典 課長:
観光地として整備した橋ではなく生活道路で駐車場も当然ないので、違法駐車が多いと苦情が当初からたくさんきている

このため、富士市では交通誘導員を配置したほか、静岡国道事務所が中央分離帯への立ち入りを防ぐためフェンスを設置。

それと同時に進められてきたのが、夢の大橋を観光面でどのように活用していくのかという検討です。

こうした中、地域経済の活性化を目指した社会実験として、11月8日からキッチンカーの出店が始まりました。

富士市交流観光課・大岡成夫 観光推進アドバイザー:
富士山を見て、キッチンカーやイスでゆっくりしてもらい、良い思い出を作って欲しい。ここをフックに市内の飲食店などおいしいところがいっぱいあるのでぜひ周遊してほしい

キッチンカーは12月末まで不定期で出店される予定となっていて、市は今回の結果も踏まえ今後の利用の在り方を決める方針です。

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