山鹿市を舞台にした映画『骨なし灯籠』の上映が天草市で始まりました。11日は監督や出演者などが舞台挨拶を行いました。
映画『骨なし灯籠』は、妻を事故で失い、喪失感にさいなまれた男が山鹿の人々とふれあい、生きる希望を見いだす物語です。
誰もがいつかは経験する大切な人との別れ。その悲しみに静かに優しく寄り添う内容が多くの共感を呼び、熊本市のDenkikan(電気館)では、ことし3月から8月にかけて、異例のロングラン上映となりました。
神戸や名古屋でも予定期間を延長して上映され、国際線の航空機内でも視聴されています。
11日は、木庭 撫子 監督と、夫である天草出身の木庭民夫プロデューサー、そして、出演している山鹿市出身の俳優・知江崎ハルカさんが天草市役所を訪れました。
3人は馬場 昭治 市長に天草での上映開始を報告し、映画の見どころなどを語り、知江崎さんが山鹿灯籠踊りと牛深ハイヤ踊りの両方を踊れることなどをアピールしました。
そして、天草市唯一の映画館・本渡第一映劇で上映がスタート。
終了後の舞台挨拶では、製作中の苦労や編集の最中にシーンがつながらないことに気づいて、撮り直したエピソードなどが披露されました。
【木庭 撫子 監督】
「牛深ハイヤと山鹿のよへほ盆踊り。熊本にはそういう文化があって、その文化がある南の地で、この映画を楽しんでいただけたらと思って来ました」
【俳優 知江崎 ハルカさん/山鹿市出身】
「天草の皆さんと山鹿をつなぐきっかけになれればと思うので、天草でこの映画がどんどん広がっていったら、うれしいなと思います」
映画『骨なし灯籠』、天草市の本渡第一映劇での上映は11月18日(月)までの予定です。
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