学校の教員不足解消につなげる取り組みです。長く教職を離れている人や教員免許を持ちながら勤務経験がない人、いわゆる「ペーパーティーチャー」を対象にした学校見学会が11月13日、岡山市で開かれました。

この見学会は、教員免許を持ちながら教職に就いていない「ペーパーティーチャー」に、今後、教育現場で働いてもらおうと岡山市教育委員会が初めて開いたものです。

参加したのは、20代から40代の10人で、授業の様子を見学したり、現場の教員の話を聞くなどして、学校の雰囲気を確かめていました。

(参加者は…)
「結婚し、子育てが少し落ち着いたので、今後の自分のことを考え、子供のころからの夢の先生になりたくて挑戦する」
「ICTの活用や子供たちの様子が見られて、とても新鮮な気持ち」

(岡山市教育委員会教職員課 難波徳行課長補佐)
「学校の生の姿、ペーパーティーチャーから現場に入った先生の座談会を通して、少しでも不安を解消してもらえたら」

この取り組みは、2022年に教員免許の更新制度が廃止され、更新していない免許も有効となることを受け、ペーパーティーチャーを掘り起こそうと各地で行われています。

岡山市教委は、11月23日に講師希望者の登録会を開くことにしています。

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