料理のやる気が“1%”でも、おいしく時短できると評判のレシピ本「やる気1%ごはん」が大人気となっている。
著者のまるみキッチンさんは、料理の手間を省くコツを紹介し、主婦たちから支持を得ている。

「やる気1%ごはん」のレシピ本が人気

1週間、献立を何にしようか考えるのは憂鬱という人も多い。
そんな中、たったの「やる気1%」でご飯ができるレシピ本が大人気だ。
人気の秘密を取材した。

この記事の画像(11枚)

小山内鈴奈キャスター:
お肉がぎっしり詰まったハンバーグや、ほうれん草をチーズが包む込むキッシュなど、このレシピが載っている本が「やる気1%ごはん」です。

ジュンク堂書店池袋本店・山本寿子さん:
2024年の上半期で、一番売れた料理書になっています。

小山内キャスター:
「料理レシピ本大賞」では2年連続大賞を受賞し、シリーズ4作で60万部以上を売り上げる爆売れレシピ本なんです。「やる気1%ごはん」を生み出したのは…。

「やる気1%ごはん」著者・まるみキッチンさん:
どうも、まるみキッチンです! 

小山内キャスター:
まるみキッチンさんは、3年半前から自宅にある調味料や身近にある食材だけで「パッと作れる簡単料理」をSNSで発信してきました。

「やる気1%ごはん」著者・まるみキッチンさん:
もともと、自炊とかしたことがない状態から料理を始めたんですけども、自炊を実際に始めると洗い物がめんどくさかったり、片づけがめんどくさかったり、作る工程がめんどくさいなと、やる気が出ないことが多かったんで、そんな僕でも簡単に作れるよっていう意味合いを込めて、「やる気1%ごはん」になりました。

耐熱容器で作るハンバーグの材料

小山内キャスター:
料理で「楽をする」ことに罪悪感を抱いてほしくない!と言うまるみさんに、みんなが大好きなあのメニューを超時短で作ってもらいました。

「やる気1%ごはん」著者・まるみキッチンさん:
耐熱容器だけで完結できる、ハンバーグをご紹介していきます。

小山内キャスター:
用意するのは、ソース…大5・砂糖…大2・酒…大2・ケチャップ…大5の4種類の調味料に、合いびき肉…500グラムとシンプルです。耐熱容器にすべての調味料を入れて混ぜ合わせます。

「やる気1%ごはん」著者・まるみキッチンさん:
ハンバーグって、パン粉・卵・タマネギも入れたり、つなぎを入れるんですけども、やる気1%で作るっているのがポイントなので、ミンチだけで作っていきます。

耐熱容器で作るハンバーグ

小山内キャスター:
ミンチだけのタネをソースに浸して、あとはレンジで表と裏を4分ずつチンするだけでOK。まな板・包丁・フライパンいらずで、まるでじっくり煮込んだかのようなハンバーグになりました。

山本樹里ディレクター:
ちゃんと中も火が通っていて、タレもからんですごくおいしいです。味的には「やる気100%」です。

「やる気1%ごはん」著者・まるみキッチンさん:
常にアンテナは張って、ずっとレシピのことは考えてます。多かったら普通に(1日)10品・20品とか考えることもあります。ハマってますね。

「本当に助かっています」主婦も喜ぶ時短レシピ

小山内キャスター:
埼玉県に暮らす主婦・鈴木陽子さん(49)もこの本にハマった1人です。

調理時間が30分も短縮したという鈴木さん

主婦・鈴木陽子さん:
簡単にできそうな料理と、旦那が食べたいと思っている料理に付箋がついています。

小山内キャスター:
料理へのやる気が1%の鈴木さんは、2カ月ほど前に本を購入し、これまで10種類以上を作りました。この日は、娘さんが好物のチキンステーキに挑戦。100均で買った耐熱容器の中で、もも肉と調味料をなじませたら、レンジでチン。

主婦・鈴木陽子さん:
焦がしたり裏返したり、見なくていいのですごく楽です。

小山内キャスター:
チキンステーキのほか、キュウリのナムルに中華スープと、“やる気1%”で3品が食卓に並びました。

主婦・鈴木陽子さん:
マヨネーズが肉を柔らかくするんだって。

小山内キャスター:
調理にかかる時間が、30分も短くなったという鈴木さん。

主婦・鈴木陽子さん:
子供が塾に行かなきゃいけない時間でも、サササって作ってあげることもできるし、家事以外の違うことに時間をかけることができるので、本当に助かっています。

小山内キャスター:
レシピ本も分かりやすく短く文章がまとまっているので、そこも1%だなと思いました。また、やる気1%で料理をするコツも伺いました。

1つ目は、包丁ではなく調理ばさみを使用することで、洗い物を減らして時短すること、2つ目は、フライパンではなく、レンジでチンすることで、レンジに任せてほかの作業をできるようになること、3つ目は、材料は極力少なくシンプルにすることで買う手間を省く、ということでした。こうしたことで料理のハードルを下げたいという狙いがあるそうです。

スペシャルキャスター・山口真由さん:
夕飯を作る15分の時間って戦場だから、ちょっとでもそこを減らすことできると助けになりますよね。
(「イット!」11月12日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。