秋の火災予防運動に合わせ、14日に長崎市の高齢者施設で施設と消防合同の消防訓練が行われました。

「火事です、火事です」「初期消火行きます」

訓練は長崎市片淵2丁目の高齢者施設で、2階の部屋のコンセントから出火した想定で行われました。

職員と利用者、それに市消防局の隊員あわせて約30人が参加し、初期消火や利用者の避難の誘導、逃げ遅れた人の救助の流れなどを確認しました。

ショートステイ ヴィラージュかたふち 管理者 片岡 八重子さん
「利用者の数と部屋をきちんと把握し、職員一人ひとり利用者の逃げ遅れがないように対応することが一番だと思っている」

長崎市消防局管内では今年1月から11月14日までに79件の火災が発生していて、2023年の同じ時期と比べ5件減っているものの、火災による死者は2023年の倍の6人となっています。

2023年の出火の原因はたき火や電気器具・配線が上位を占めています。

長崎市中央消防署 奥村喜一 消防指令長
「気温が下がり空気が乾燥する。一旦火がついた時は火の回りが早い時期になる」「コンロを使っている時にはそばを離れない」「コンセントにほこりが溜まっていないかを確認してほしい」

秋の全国火災予防運動は15日までです。

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