お茶の文化を子供たちに知ってもらおうと、宮崎市の小学校で体験教室が開かれました。

この体験教室は、田野町茶業振興会が毎年開いているもので、田野小学校の5年生約30人が参加しました。

児童たちは、おいしいお茶を淹れるためには温度や時間が大切なことを教わったあと、田野町産の深蒸し茶を急須で淹れる体験をしました。急須で淹れたお茶を複数の茶碗に注ぐときは、濃さが均一になるように少しずつ注いでいき、最後まで注ぎ切るのがポイントで、児童たちは真剣な手つきで実践していました。

(児童は)
「まろやかで飲みやすかったです。ちょっとずつ注ぐのがいつもと違かったから結構難しかった」
「苦味などがちょうどよくておいしかったです。家でもみんなに作ってあげたいです」

また、普段は捨ててしまう茶殻も野菜として食べられるということで、児童たちがだし醤油をかけて食べてみると。

(児童は)
「ほうれん草みたい」

田野町茶業振興会は、「こうした体験を通して家庭でも急須で淹れたお茶を飲んでほしい」と話していました。

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