バイカモの合間を泳ぎながら海を目指すシロザケの稚魚=北海道標茶町で2024年4月24日、貝塚太一撮影

 北海道標茶町の西別川で、シロザケの稚魚が大海原を目指し、水草のバイカモの間を元気よく泳いでいる。

 稚魚は体長5センチあまり。川の源流近くにある国立研究開発法人水産研究・教育機構の虹別さけます事業所が毎年春に放流している。

 西別川は世界有数の透明度を誇る摩周湖が水源。南東に流れて約74キロ離れた根室海峡に注ぐ。稚魚は約1週間かけて海にたどり着き、数年後に古里に戻ってくるという。【貝塚太一】

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