「22年ぶりの瞬間」。愛媛の夜空でも8日夜、天文ファンが天体ショーを楽しみました。
大きな月の奥に見えている星。よく見るとこの星の周りに輪があります。この星は太陽系で最大の惑星の土星です。だんだん月の影に隠れていきます。
全国の広い範囲では8日夜、土星が月の影に隠れる「土星食」が観測され、愛媛県でも愛南町で観測会が開かれ、天文ファンが天体ショーを楽しみました。参加した人のうち西予市の兵頭健一さんが土星食の撮影に成功しました。
土星食は土星と月と地球が一直線に並ぶことで起きる珍しい天体ショー。日本気象協会によりますと、広い範囲で観測されたのは2002年3月20日以来、22年と半年ぶりだということです。
兵頭さんは「普段は実感する機会がない天体の動きを、愛南町のみなさんと一緒に観察できて楽しかった」と話していました。
次に月と土星が接近するのは来年1月4日ということです。
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