パラリンピックのクライミング競技でメダルが期待される出雲市出身のパラアスリート・岡田卓也選手が5日、母校の小学校で講演し、目標に向かって努力することの大切さを語りました。

母校の出雲市の出東小学校で講演するのは、パラクライミング日本代表の岡田卓也選手です。児童や地域の人など約130人の前で「目標に向かって努力すること」をテーマに話しました。

パラクライミング日本代表・岡田卓也選手:
なんでもいいから続けていたら叶わなくても将来できるかもしれない。

出雲市出身の岡田選手は、小学3年生の時に髄膜脳炎を患い、右半身の麻痺などの障害が残りましたが、アスリートになりたいという幼いころからの夢を叶えようと一念発起。5年前の29歳の時に興味のあったパラクライミングの道に進みました。パラクライミングは4年後のロサンゼルスパラリンピックで追加競技に選ばれ、数々の世界大会で上位進出を果たす岡田選手は、メダル獲得が期待されています。

児童:
けがをしても夢をあきらめずにやっていることがすごいと思った。

児童:
挫折をしても頑張ったら努力は報われるということがわかってよかったです。

パラクライミング日本代表・岡田卓也選手:
パラクライミングの国際大会でメダルを獲れるような選手をずっと続けて、(子どもたちに)こういうおじさんいるんだなと言ってもらえるようにがんばりたい。

現在、岡田選手は大阪を拠点に練習をしていて、ロサンゼルスパラリンピックに向けて、まずは2025年9月の世界選手権でメダルを獲り、弾みをつけたいと語っていました。

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