新しい年に向けて準備が進んでいるが、これから帰省や旅行などで人の動きが増えると感染症の拡大も心配だ。福島県内の定点医療機関でのインフルエンザ患者の数は、この1ヵ月ほどで10倍ほどに増えている。医療機関では「トリプルパンデミック」の危険性も指摘している。
<この冬一気に増加か>
坪井病院・杉野圭史院長は「本当に怖いことに、”トリプルパンデミック”なんていう言い方をする人たちもいるぐらいで、コロナ、インフルエンザ、そしてマイコプラズマ、これが一気にこの冬、増えてきてるんではないかという風に思います」と話す。
<似た症状のトリプルパンデミック>
熱、喉の痛み、鼻水など似たような症状が出るインフルエンザ・新型コロナ・マイコプラズマ肺炎。これらの感染症が最近増えてきている傾向にあり、症状が落ち着いても別の感染症にまたかかってしまったり、免疫力が低下した状態で別の感染症を併発する「二次感染」が懸念される。
特に高齢者や基礎疾患をがある人は、肺炎を引き起こすなどして重症化するリスクも大きいという。
<ワクチン接種を>
坪井病院の杉野院長は「やはり人との接触が多くなる時期だからこそ、個人個人の予防、そしてできれば、私は医療従事者なのでワクチン接種、これはお願いしたいなという風に思っています」という。
<感染対策の徹底と早めの受診>
感染の拡大を防ぐためには手洗い・うがいなど、基本的な感染対策を徹底し、2~3日ほど、風邪の症状が続く場合は、医療機関を受診することが勧められている。
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