福岡市動物園で9月10日に死んだアジアゾウの死因はゾウヘルペスウィルスだったと13日、福岡市が発表しました。

福岡市動物園は今年7月、ミャンマーからアジアゾウ4頭を受け入れましたが、このうち12歳のメスのゾウが9月10日に死にました。

その後、北海道大学と山口大学で死因を調べるたところ、ウィルス検査で全身の主要な臓器やリンパ節からゾウヘルペスウィルスが検出されました。

また顕微鏡で臓器などを観察する病理学検査でも主な病変がゾウヘルペスウィルス感染と一致したほか、細菌が直接的な死因である可能性は低いことがわかったということです。

市は動物園で行った解剖の所見やこれらの検査結果を踏まえ、メスのゾウの死因はゾウヘルペスウィルスだと判断しました。

死んだメスのゾウの遺体は東京大学総合研究博物館で骨格標本として収蔵され、研究に活用されることになっています。

残る3頭のゾウは11月30日から動物園で一般公開されています。

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