12月13日、新潟市議会の常任委員会で新潟市中央区にある旧新潟三越跡地の再開発事業の進捗について、市が説明を行いました。

旧新潟三越跡地では、商業施設やオフィスマンションが入る地下1階、地上37階建ての高層タワーの建設が計画されています。

しかし、地権者などからなる準備組合が設定したスケジュールで、この規模の建物が建てられるか23の業者にヒアリングを行ったところ、対応が可能な業者がおらず、事業計画の作成に遅れが発生。

市議会の常任委員会では、市議から準備組合に対する不安の声があがりました。

【翔政会 内山航 新潟市議】
「遅れてはいるけど、ちゃんとやっていくんだと、そういう報告を組合からもらっているのか」

【無所属の会 小泉仲之 新潟市議】
「事業見込みが立たないということで、(組合員が)撤退をするなどという噂が飛んでいるが、実態として市は把握しているのか」

【新潟市まちづくり推進課 高島康憲 課長】
「事業協力者として我々とも協議をしているが、ともに前向きに協議していると私は感じている。事業としては緊急事態のような形になっているので、今まで以上に準備組合とも協議して、行政のほうもできることがあれば支援していきたい」

準備組合は今後、工事の開始時期・工期などを限定せずに、再度、業者へのヒアリングを行うこととしています。

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