全国の高校生による文芸コンクールで岩手県内の2人が俳句と小説の部門で最優秀賞に輝きました。
このうち一関第一高校の千葉真桜さんは母との思い出をつづった俳句で日本一の評価を受けました。
一関第一高校3年 千葉真桜さん
「3年生で最後のコンクールとなる機会に最優秀賞をいただけて本当にうれしい」
笑顔で喜びを語るのは一関第一高校3年の千葉真桜さん。全国高校文芸コンクールに出品した俳句が最優秀賞を受賞しました。
その俳句が「乳房欠く 母と眺むる 初蛍」です。
この俳句には乳がんの治療を受けた母と一緒に蛍を見に行ったという千葉さんの小学生時代の大切な思い出が表現されています。
一関第一高校3年 千葉真桜さん
「乳がんになったときは母も抗がん剤で体調が悪い時が多く、元気になって一緒にホタルを見た思い出がすごく心に残っていて、これからも一緒に色々な風景を見に行きたいという母への思いを高校3年間の最後の機会に詠んだ」
高校で文学部に所属する千葉さんは詩の部門にも作品を出し優秀賞に選ばれています。
表彰式は12月21日に東京で行われます。
千葉さんは東京での表彰式にお母さんと一緒に出席するということです。
また県内からは盛岡第四高校3年の菊池七海さんが小説部門の最優秀賞と文部科学大臣賞を受賞しています。
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