保存されているミラクルフルーツ=2024年4月26日、太田穣撮影

 酸っぱいレモンを甘くする不思議な果実「ミラクルフルーツ」の試食イベントが3~5日、栃木市岩舟町の観光植物園「とちぎ花センター」で開かれる。各日ともマロニエフラワー館で午前11時、各回先着30人。

 ミラクルフルーツは西アフリカ原産のアカテツ科の低木で、どんぐりに似た長径2センチほどの赤い実をつける。この実を食べた後、酸っぱいものを食べると甘く感じられるという不思議な特徴があり、この名が付いた。東京大大学院の研究で、甘く感じるのは、果実に含まれるタンパク質「ミラクリン」が酸性になるとヒトの甘味受容体を活性化するためと分かった。

 同センターでは温室ドーム内で栽培しており、熟した実はイベント用に保存している。約120個のストックがあり、連休中のイチ推しイベントとして「ミラクルくるくる体験」を企画した。ミラクルフルーツ1個とレモン2切れの試食で、参加費は500円。問い合わせは同センター(0282・55・5775)。【太田穣】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。