流行の拡大を受け岩手県は12月18日、インフルエンザ流行注意報を発表しました。
また新型コロナウイルスも増加傾向にあることから、初めて「同時流行の兆しが見られる」として対策の徹底を呼びかけています。
県によりますと、12月15日までの1週間に県が指定する医療機関で確認されたインフルエンザの患者数は、1医療機関当たり18.7人で前の週を11.43ポイント上回りました。
保健所別では、多い順に中部が37.70人、県央が23.67人、宮古が22.80人などとなっています。
県では県全体の1医療機関当たりの患者数が注意報の基準である10人を超えたため18日に流行注意報を発表しました。
一方、同じ期間(15日まで)の県内の新型コロナウイルスの新規患者数は、1医療機関あたり10.51人で前の週を2.3ポイント上回りました。
県によりますと、インフルエンザと新型コロナウイルスが「同時に流行する兆しがみられる」のは初めてということです。
県医療政策室 太田栄時感染症課長
「同時に流行ということではあるが対策としては一緒。年末年始という期間にもなるし、しっかりと対策をお願いしたい」
県では手洗いやマスクの着用・換気といった基本的な感染対策の徹底を呼び掛けています。
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