重度の障害などで外出が困難な人が「分身ロボット」を遠隔操作をして働く実証実験が、20日、報道陣に公開されました。
◆分身ロボット
「こんにちは。ご来館ありがとうございます」
12月2日からマリンワールド海の中道で行われているのは、分身ロボット「OriHime」によるサービス案内です。
重度の障害がある人や難病の人が、自宅からロボットを遠隔操作し、レストランの受付や施設の案内などの業務を行います。
これは、外出が困難な人たちも、それぞれの状況や希望に合わせて就労できるよう福岡県が取り組んでいる実証実験で、今回で2回目になります。
20日は服部知事が訪れ、分身ロボットの業務の様子を見学しました。
◆多発性硬化症 きよさん(42)
「動けないから仕事ができないという方は私だけではなくて結構いらっしゃると思うので、そういう人たちの希望になったら」
実証実験は、来年2月末まで行われ、県は、「障害がある人の就労の機会が広がるよう、普及啓発していきたい」としています。
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