小中学生を対象とした2024年度の全国体力テストの結果、岩手県は対象の学年全てで全国平均を上回りました。
しかし小中学生とも女子の数値は過去最低となっています。

全国体力テストの対象は小学5年生と中学2年生で県内では1万7000人あまりが参加しました。

体力テストでは握力や50メートル走など8つの種目を行い点数化されます。

その合計点の平均をみると岩手県は小5中2の男女全てで全国平均を上回っていて、その差は0.66から1.85ポイントとなっています。

一方、岩手県では2023年度との比較で小5の女子が0.82ポイント、中2の女子が0.36ポイント下回り、調査を始めた2008年度以降最低となりました。

この結果を裏付けるようにアンケート調査では2023年度より運動時間は小5女子・中2男女で減少している一方、学習以外でスマートフォンなどの画面を見る時間は小5男女で増加していました。

県教育委員会では「学校の授業を工夫して運動を好きになってもらい体力向上につなげたい」としています。

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