12月20日、岩手県は中部保健所管内の障がい者支援施設で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
入所者と職員のあわせて16人が嘔吐や下痢、発熱などの症状を訴え、保健所の調査でサポウイルスが検出された。
県によると、12月18日に中部保健所管内の障がい者支援施設から複数の入所者や職員に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、12月7日から19日にかけて、入所者11人と職員5人の計16人に嘔吐や下痢、発熱などの症状があったことがわかった。
保健所は有症者3人の糞便検査を実施、全員からサポウイルスが検出された。
重症者はおらずいずれも回復に向かっているという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町
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