安芸の野菜をふんだんに使った手作り弁当が高知県の安芸駅で販売され、人気を呼んでいます。弁当作りを通して伝えたい、店主の思いを取材しました。
彩り豊かな弁当の盛り付けをしているのは渡辺二郎さんとゆかりさん夫妻です。二郎さんの地元・高知県安芸市で2022年弁当販売店「あきばこ」を開店しました。「あきばこ」という名前の由来はー
あきばこ・渡辺二郎オーナー:
「安芸の食材を使ってシンプルに調理する。安芸の農家さんを、小さな弁当屋ですけど応援したいという気持ちです」
店のこだわりはナスやレンコンをはじめ地元・安芸市の野菜をふんだんに使うこと。
あきばこ・渡辺二郎オーナー:
「野菜の味をできるだけ味わってもらうためにシンプルに調理をしてお客さまに食べていただけたらなと」
もともと南国市のレストランでおよそ20年調理師として働いていた二郎さん。コロナ禍でレストランへの客足が遠のいたのを機に「安芸の野菜をメインにした弁当作りに挑戦したい」と一念発起。脱サラをしました。
夫婦二人三脚でのスタートに当初は不安でいっぱいだったというゆかりさんでしたが、女性客からの反応を聞くにつれて徐々に自信が湧いてきたといいます。
あきばこ・渡辺ゆかりさん:
「思いのほかお野菜食べたいという方がいっぱいいらっしゃたので、そういう方のニーズに応えられて良かった。あと、いろんな野菜を使っているので、これだけ自分で料理するのって大変だと思うんですよ」
素材の味を生かした野菜たっぷりの日替わり弁当。こちらは安芸を代表する野菜「ナスの甘酢炒め」です。
中川 哲記者:
「ナスの甘みがしっかりと味わえておいしいと思います」
ご飯は「赤そら豆の炊き込み」です。
中川 哲記者:
「お米の一粒一粒に豆本来の旨味が感じられる上品な味わいです」
弁当は毎朝、安芸駅に運ばれ、女性を中心に人気を呼んでいます。
地元の買い物客:
Q「あきばこ」さんのお弁当よく買う?
「一週間に一回くらいね。今のお弁当ってだいたい揚げ物が多いですけどそんなことない。お野菜がたくさん入っていると思って(買っている)」
弁当作りを通して地元野菜の魅力を発信していきたいと話す渡辺さん。今後の目標はー
あきばこ・渡辺二郎オーナー:
「海も山も近くてすごいすてきな場所ですから、そういうものも含めておいしいものをお客さまに食べてもらえるように頑張りたい」
※「あきばこ」のお弁当は安芸駅をメインに販売していて店舗での注文も受け付けています。
電話番号は090・9555・0951です。
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