北海道の雨竜町で北海道職員がヒグマに襲われ負傷したことを受け、道は6月3日、周辺地域に「ヒグマ注意報」を出し、クマへの注意を呼び掛けています。

ヒグマ注意報の対象地域は雨竜町字恵岱別牧岡地区です。

期間は6月3日から7月2日までの一か月間です。

道は市街地でクマによる人的被害が発生した場合は「ヒグマ警報」、市街地以外で人的被害が発生した場合や、市街地で出没が頻発した場合は「ヒグマ注意報」を出しています。

道によりますと、雨竜町では6月3日午後3時20分ごろ、空知総合振興局林務課の50代男性職員が治山事業の現地調査をしていたところ、突然藪から現れた体長1メートルほどのクマに襲われました。

男性職員は左肩と背中を負傷したものの、病院で消毒と縫合を行い、帰庁したということです。

男性職員はクマスプレーを持参し、クマ鈴を鳴らしながら作業をしていましたが、クマが突然現れたため、スプレーを使う間もなく襲われたということです。

今年度の「ヒグマ注意報」は、浦河町・様似町(5月5日~6月4日)に続き2度目です。

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