県警が押収したヘルメット=県警提供

 長崎県警諫早署などは10日、長崎市の17~18歳の無職などの少年4人と諫早市の無職少年(17)を決闘の疑いで逮捕したと発表した。いずれも容疑をおおむね認めているという。

 同署などによると、長崎市の4人は同市など縄張りとする不良グループのメンバーで、諫早市の1人も同市を縄張りとする不良グループのメンバー。

 逮捕容疑は、長崎市グループの少年が「打倒長崎県警」と書かれたヘルメットの争奪を口実に決闘を挑み、諫早市の少年が応じて、3月6日午後6時45分ごろ、同市の立体駐車場で殴り合うなどしたとしている。通行人から「パンツ1枚で、けんかをして逃げてきた男がいる」と110番があった。

県警が押収した「打倒長崎県警」と書かれた特攻服=県警提供

 同署は、決闘の口実になったとされるヘルメットや長崎市グループの少年が着用していた「特攻服」を公開した。

 決闘罪は1889年制定の「決闘罪に関する件」で規定され、決闘を挑んだり、応じたりすることを禁じている。【川島一起】

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