10日、小型ヘリコプターが兵庫県相生市の高校のグラウンドに緊急着陸し、国土交通省は重大インシデントに認定しました。

国交省によると、10日午後4時ごろ、航空会社「匠航空」のヘリコプターが、機体の定期点検のため愛知県から岡山県の飛行場に向かっていたところ、エンジンの出力が止まり、相生市の高校のグラウンドに緊急着陸しました。

当時、グラウンドに人はおらず、乗員2人にもけがはありませんでしたが、国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントに認定しました。

現場では、11日午後2時すぎから航空事故調査官らが機体の状態などの調査を行っていて、12日も実施する予定だということです。

■5月には遊覧ヘリコプターが不時着 乗客らが大けがする事故

「匠航空」は今回の緊急着陸について、「事故ではない。安全に着陸し、一切の違反行為はしていない」と話しています。5月には熊本県阿蘇市で遊覧ヘリコプターが不時着し、乗客らが大けがする事故を起こしていました。

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