新潟県上越市の中川幹太市長が18日の市議会で、企業誘致を巡り「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。頭の良い人だけが来るわけでない」と発言し、その後撤回したことが19日、市議会事務局への取材で分かった。同日の市議会では「不適切な発言となり、心からおわびする」と述べた。

無所属の丸山章市議が18日、本会議の一般質問で、優秀な人材確保には大企業の誘致が必要だとの観点から質問した際、中川氏から問題の答弁があった。内容を問題視した一部の市議から中川氏の問責決議案が同日提出されたが、賛成少数で否決された。

中川氏は市議を経て、2021年の市長選で初当選。現在1期目。〔共同〕

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