JR東海の丹羽俊介社長は6月25日の記者会見で、中断したリニアのトンネル工事は、「再開のメドが立っていない」と話しました。

 JR東海は、岐阜県瑞浪市で確認された井戸やため池の水位低下について、トンネル工事で水を通しやすい地層を掘削したことにより、地下水の流れが変化した可能性が推定されると明らかにしています。

 水位低下の原因を調べるボーリング調査をする方針ですが、丹羽社長は25日の会見で調査の時期は未定とし、「引き続き地域の皆さまと丁寧にコミュニケーションを取っていく」と話しました。

JR東海の丹羽俊介社長:
「専門の先生方の意見を賜りながら対応を説明し、検討するという段階。工事の再開というところまでめどは立っていない」

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