福島県警察本部は不同意わいせつ容疑で郡山北警察署本宮分庁舎の地域係員・渡辺振一朗巡査長(42)を逮捕した。

警察によると、逮捕された渡辺巡査長は今年5月19日午後4時40分ごろ、郡山市内の商業施設で偶然を装い、着衣の上から10代女性のお尻を1回揉んだとみられている。

警察は事件翌日に被害者から通報を受け、商業施設に対し似た人物が来店した場合は連絡を求めていた。6月8日に商業施設から連絡が入り、警察官が現場に駆けつけたところ渡辺巡査長であることが判明した。

犯行の状況は防犯カメラにも映っていて、警察ではその他の証拠も集めた上、27日午前8時ごろ渡辺巡査長を自宅で逮捕した。

調べに対し、渡辺巡査長は「辛い思いをさせて大変申し訳なく思っています」などと供述し、容疑を認めている。
県警察本部によると、渡辺巡査長は犯行当日は休日で、勤務態度に問題はなかったとしている。また、6月8日の次の日からは有給休暇を取得し、勤務はしていなかった。

渡辺巡査長の逮捕を受け、福島県警察本部の首席監察官は「現職警察官が逮捕されたことは、誠に遺憾であります。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する方針であります。被害者はもとより、県民の皆様に深くお詫び申し上げます。」とコメントを出した。

また福島県警察本部は本部長命で全ての所属・全ての警察官に対し、再発防止を図る緊急通達を発出し、今後は監察課が巡回をして職責の自覚を徹底させるとしている。

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