■脚立から落下 茅の輪の下敷きに

先月28日、兵庫県姫路市の神社で、茅の輪(ちのわ)の下敷きになり、意識不明の重体となった男性が、搬送先の病院で死亡しました。

警察は業務上過失致死の疑いも視野に、事故の原因などを調べています。

警察によると、先月28日午後、姫路市にある射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)で、茅の輪の組み立てをしていたアルバイト・辻佳彦さん(77)が1メートル70センチの脚立から落ち、茅の輪の下敷きになりました。

辻さんは地面に頭を強く打ち、意識不明の重体となり、病院で治療を受けていましたが、6月30日の夜に死亡しました。

■くぐると「疫病を免れる」とされる輪 輪の移動は通常10人で作業も事故当時は2人

茅の輪はくぐると疫病を免れるとされるもので、神社のものは直径2メートル60センチほどの大きさだということです。

通常、輪を移動させようとする場合は、大人10人ほどで作業するということですが、事故当時は2人で作業していたということです。

警察は組み立て作業時に適切な安全確保がされていなかった可能性もあるとみて、業務上過失致死の疑いも視野に事故の詳しい原因を調べています。

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