新潟水俣病と認められなかった患者たちが国と原因企業を相手取った裁判で、新潟地裁は原告の一部を水俣病と認め、原因企業に総額1億400万円の賠償を命じる判決を言い渡した。
18日の裁判で、新潟地裁は原告47人のうち26人を水俣病と認め、原因企業の旧・昭和電工に対しては過失による不法行為責任を負うとして、この26人に対して1人あたり400万円の支払いを命じた。
一方、健康被害が生じることを認識・予見し得たとはいえず、国家賠償法上の違法はないとして、国の責任はないとの判断を示している。
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