北海道石狩市の40代の男性職員が1年10か月にわたり、通勤手当約38万円を不正に受け取っていたとして、減給10%3カ月の懲戒処分を受けました。

 男性職員は2021年12月から2023年9月にかけ、JRとバスを使った公共交通機関から車に通勤手段を変えたにも関わらず、届け出ず、差額の計37万7148円を不正に受け取っていました。

 別の職員が去年10月に男性職員が車で通勤しているのを目撃して発覚。男性職員に確認したところ、不正の事実を認めました。

 男性職員は「家庭の事情で通勤方法を変えた。届け出を速やかにしないといけないことは分かっていたが、手続きが遅れてしまい出しづらくなった。心が甘くなってしまった」などと話しています。

 この男性職員は全額を返済し反省していることから、石狩市は刑事告訴はしない方針です。

 石狩市は「今後このようなことがないよう、届け出を速やかに提出するように周知を徹底していきたい」としています。

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