兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布し、懲戒処分を受けた県の前西播磨県民局長の男性職員が死亡した問題を巡り、県議会の調査特別委員会（百条委員会）は19日の会合で、前県民局長が残した音声データと陳述書を調査資料として採用することを決定した。
県議会各会派から選ばれた15人の委員が採用を決め、その場で公開した。音声データは1分弱で、斎藤氏が兵庫県上郡町での会合で特産ワインについて「まだ飲んでいないのでぜひまた」「折をみてよろしくお願いします」などと話す内容。イチゴなど同町の地元産品を過去にも受けとったことを示唆する発言もあった。
【関連記事】
- ・兵庫知事巡る百条委、元幹部が残した音声データを公開へ
- ・兵庫県の産業労働部長、贈答品受領で任意聴取認める
- ・兵庫知事の疑惑巡る音声残す 告発し死亡の元幹部
- ・兵庫県、混乱深まり停滞 議会と対話欠き知事側近も離反
- ・兵庫県知事の「パワハラ疑惑」文書配布の元県幹部死亡
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
