三笠宮家の瑶子さまは20日、静岡県で行われた「全日本スーパーフォーミュラ選手権」に出席し、近藤真彦会長と共に公式記者会見に臨まれました。
「全日本スーパーフォーミュラ選手権」の第4戦、富士大会は静岡県の富士スピードウェイで20日に始まりました。
瑶子さまは、父の故三笠宮寬仁さまから東京モーターショー(=現ジャパンモビリティーショー)の総裁を引き継ぐなど、長年自動車産業に関心を寄せられています。
時速300㎞の世界で戦う「レーシングアスリート」を称え、未来を担う子ども達にクルマの楽しさを伝えることを通じて、国内の自動車産業を盛り上げていきたい。こうした瑶子さまの思いを受け、大会は「第一回瑶子女王杯」として行われることになりました。
瑶子さまにとって、大会の目玉となる賜杯の提供は初めてのこと。
20日、大会の公式記者会見が行われ、瑶子さまは近藤真彦会長と共に会場入りし、モータースポーツへの思いを次のように述べられました。
「『私で良いのだろうか』という不安は未だにあります。ただ、モータースポーツでこのような形式をとっているところはないので、杯があることによって、良い意味で注目が集まり、スーパーフォーミュラに始まり、モータースポーツ全体が活気あふれるものになれば良いなと思っております」「より現場の近くにいて、サーキットの暑さであったり、寒さをともに感じていたいと思いますし、試合の結果として喜びだったり、悔しさだったりも一緒に味わいたいと思っています」
近藤会長は19日に60歳の誕生日を迎え、武道館で還暦記念のバースデーライブを終えたばかり。
瑶子さまは、「(近藤会長は)何か武道館でライブをされてお元気がないかもしれませんし、ちょっともう”エンジン”が残り少ないかもしれませんが…”エンジン”をどこかで温めていただけたら」と、ユーモアを交えて近藤会長の”エンジン切れ”を心配される一幕も。
その上で、「会長の誕生日があったからこそ、スーパーフォーミュラが盛り上がったよねと選手が言ってくれるぐらいこれでみんなが一丸となれたら」「胴上げする勢いで、会長にはちょっと力を振り絞っていただけたら、選手も私もみんな関係している皆様たちもありがたいのかなと思いますし、メディアの方々も良い写真が撮れるのではないかなというふうに思っております」と近藤会長が胴上げされる映像の”撮れ高”にも言及されました。
会見の最後には、「もっともっと もちろんファンの方々も、含めて会場が埋め尽くされて、ファンの皆様も楽しいし、選手の皆様もやりがいのあるレースをしてほしいなというふうに思っております」「世界に羽ばたこうと思っている方たちの応援ももちろんしますけれども、まずは、日本の最高峰といわれる『スーパーフォーミュラ』を日本全国の皆さんにまずは知っていただいて、そこから全世界に知っていただくということを、ここはメディアの方々がいらっしゃるわけですから、色々な力をお借りして皆さんにまず知っていただいて、頑張っていただきたいと思っております」と改めて選手や大会関係者にエールを送り、日本のモータースポーツ業界の発展を強く願う思いを言葉にされました。
21日は、レースのコース上で清掃を体験する子ども達と交流し、決勝レースの開会式に出席した後、優勝チームに「瑶子女王杯」を授与されます。
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