糖尿病の治療薬「リベルサス」を違法に転売したとして、20代の女2人が7月22日、書類送検されました。 

 捜査関係者によりますと、書類送検されたのは大阪府と群馬県に住む20代の女2人で、2023年、必要な資格がないにもかかわらず、糖尿病の治療薬・リベルサスをSNSを通じて転売した疑いがもたれています。

 リベルサスは楕円型の白い錠剤で、糖尿病などの治療薬ですが、ダイエットの目的で違法に転売されていました。

LIGHT CLINICの吹田真一総合監修医:
「ちゃんと見極められないクリニックが出すというのが1番危険なんです」

 リベルサスは「GLP−1受容体作動薬」と呼ばれる、血糖値を下げる働きのある飲み薬で、食欲を抑える副作用があることから、ダイエットを目的に病院のオンライン診療で入手する人も少なくありません。

 しかし、この薬に詳しい医師は、病院の経過観察を受けず思わぬ健康被害に遭うケースが多いと指摘します。

吹田真一総合監修医:
「ご飯の量を強制的に落とすので、栄養バランスが悪くなって生理が止まってしまったり、肌がボロボロになってしまったりとか」

 女2人も、ダイエットのため病院のオンライン診療で薬の処方を受けましたが、服用後に体調を崩したことなどから転売しました。さらに、購入した女性に吐き気や下痢の症状があったということです。

 調べに対して女2人は容疑を認めていて、警察は違法な転売を募るSNSの投稿などに注意を呼び掛けています。

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