長野・安曇野市で目撃された、黒い巨体。
辺りをきょろきょろと見渡すクマです。

警戒しているのか、少しの音にも敏感に反応しています。

23日午前5時ごろ、畑の脇でシカ用のわなにかかっているのを近くの住民が見つけ、警察に通報しました。

オスの成獣で、体長135cm体重約90kg。

捕獲に向け、慎重に近づく猟友会のメンバー。

手には、万が一に備えての銃。
そして、吹き矢で麻酔を打ち込みます。

頭が下がり、少しぐったりしているようですが、まだ眠ってはいない様子。

もう1発。
すると、ゆっくりと頭が下がっていきます。

眠ったところで捕獲。
その後、山に返されました。

長野県では、人里でのクマの出没が相次いでいて、6月の目撃件数は343件。

7月も19日までの速報値で、44件に上っています。

県は、「ツキノワグマ出没注意報」を発令していて、出没が確認された場所に近づかないよう注意を呼びかけています。

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