1995年、女性3人が射殺された東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」を調べる捜査員=共同

東京都八王子市のスーパー「ナンペイ大和田店」でアルバイトの女子高生ら3人が射殺された事件は30日、未解決のまま発生29年を迎えた。警視庁は動画やポスターなどを作って情報提供を呼びかけている。

警視庁は事件当時のスーパーの外観写真などを載せたポスターを掲示して情報提供を募る

事件は1995年7月30日夜に発生。アルバイトで高校2年生の矢吹恵さん(当時17)と前田寛美さん(同16)、パート従業員の稲垣則子さん(同47)が拳銃で頭部を撃たれて殺害された。周辺に白いセダンが駐車していた目撃情報などもあったが、事件解明には至っていない。

警視庁は30日から、事件概要を伝える動画を都内の大型ビジョンなどで放映するほか、当時のスーパーの外観写真などを載せたポスターを掲示した。同庁捜査1課の佐藤雅一課長は「スーパーや付近を撮影した写真、ビデオなど事件発生前後の状況がわかるものを持っている方は連絡してほしい」と呼びかけた。

同課によると、事件発生から延べ約22万3千人の捜査員を投入。これまでの情報提供は1643件で、直近1年間は41件の情報が寄せられた(いずれも29日時点)。

情報提供は八王子署捜査本部042・621・0110まで。

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