「スペース・マウンテン」に搭乗するための列に並ぶ来園者ら=千葉県浦安市で2024年7月31日午前9時34分、近森歌音撮影
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 東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)の人気アトラクション「スペース・マウンテン」が7月31日、大規模改修前、最後の運転日を迎え、しばしの別れを惜しむファンらが列をつくった。約560億円をかけて施設を建て直し、2027年にリニューアルオープンする予定だ。

 スペース・マウンテンは宇宙空間に見立てた屋内を高速で走り抜けるジェットコースターで、1983年4月のTDL開園時から運行してきた。2006~07年にも小規模な改修はあったが、今回は周辺に「トゥモローランド」を象徴する広場を造るなど初めての大規模改修となる。屋内ジェットコースターという特徴はそのままで、新たな性能や特殊効果が加わるという。

「スペース・マウンテン」の大規模改修前、最後の運転日に訪れた大勢の来園者ら=千葉県浦安市で2024年7月31日午前11時24分、近森歌音撮影
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 最終日に合わせて来園した山本麻帆さん(27)は「(改修のための休業が)発表されてから、この日をカウントダウンしてきた。『宇宙』を疑似体験できるところが魅力」と話し、母の久美子さん(62)は「感無量。娘が小さい時からディズニーランドに連れて来ていて、来たら1日2、3回は乗っていた。さみしさもあるが、新しいスペース・マウンテンも楽しみ」と笑顔で話した。

 新たなスペース・マウンテンの開発を担当する小西航平さん(37)は「ライド体験に加え、音響など、さまざまな要素が加わる。象徴的な山の形をした外観など、一目でスペース・マウンテンだなとわかっていただける要素はいろんな所に残ると思うので、期待していただきたい」と力を込めた。【近森歌音】

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