大阪・ミナミの高級ブランド販売店で起きた強盗殺人未遂事件で、逮捕された中国籍の男に刃物で刺された男性店員が死亡したことが分かりました。

中国籍の后馭波(コウ ギョハ)容疑者(27)は7日午後1時半ごろ、大阪市中央区のブランド品販売店「ジュエリーショップトキオカ」に客を装って来店し、販売価格6280万円の『パテックフィリップ製』の腕時計を奪い取ったうえ、弘中辰弥さん(30)の腹部を刺して殺害しようとした疑いがもたれています。

■男の前に『立ちふさがった店員』逮捕

警察によると、弘中さんは、后容疑者が店から逃走しようとしたため、立ちふさがった際に腹部を刺されていて、意識不明となっていましたが、その後、死亡が確認されたということです。

医師による所見では死因は腹部を刺されたことによる出血性ショックとみられています。


警察によると后容疑者は『頭をそり上げた』かつらをかぶって来店し、およそ2時間半後に関西空港で警察官に緊急逮捕されています。

調べに対し、后容疑者は「店員から時計をとった。店員を刃物で刺した」と容疑を認めています。

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