8月14日に開幕する「金山まつり」について、まつりの山車（やたい）の人形づくりを手がける唯一の「人形師」が音信不通となり、約束の日まで人形が届かず、一時開催が危ぶまれる事態となっていたことがわかった。

約束の日になっても所在つかめず…

作業小屋から運び出されたのは、14日の開幕に何とか間に合わせることができた山崎若連の山車だ。

この記事の画像（6枚）

山形・金山町には5つの若連があり、6月下旬に合わせて21体の人形を47歳の人形師に発注した。

しかし、8月に入って電話がつながらなくなり、約束の8月10日になっても所在がつかめなかったため、人形師の家族と連絡をとり新庄市内の作業場で貸し出しを受けたという。

しかし、人形はどの地区がどの人形を使うかのすみ分けがされておらず、ただ並んでいる状態で、ひび割れなども多少あったという。

山崎若連・小野生真副代表は「来年以降どうなるのかも見えない。『金山まつり』は借りて来られたけど『新庄まつり』はもっと大変…。むしろそっちの心配をしている」と不安を口にする。

24日に開幕する新庄まつりは、20の若連が合わせて約120体の人形をオーダーしている。

関係者が、人形師の家族の同意を得て作業場を確認したところ、数は足りていたが完成した状態かはわからず、希望通りの人形が各若連に引き渡されるかは不透明という。

新庄山車連盟は、14日、関係者を集めた緊急の会議を開き対応を協議する予定。

（さくらんぼテレビ）

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。