■宿泊代金など910万円を同じ名前の別会社の口座に隠したか
大阪府咲洲庁舎にあるホテルが5年前から賃料を滞納している問題。
ホテルの社長の男らが裁判所の強制執行による差し押さえを免れようと資産を隠した疑いで逮捕されました。
強制執行妨害目的財産損壊等の疑いで逮捕されたのは、さきしまコスモタワーホテル開発の社長・誉田喜博容疑者(62)、さきしまコスモタワーホテルの社長・小寺孝明容疑者(64)です。
捜査関係者によると、2人は去年8月と9月、裁判所の強制執行でホテルの資産が差し押さえられるのを免れようと、宿泊代金などおよそ910万円を別会社の口座に隠した疑いが持たれています。
■大阪府に対して26億円の支払い命じる判決
2人が経営するホテルは、咲洲庁舎で賃料を支払わないまま営業を続けていて、府は賃料の支払いなどを求めて裁判を起こし去年3月、ホテル側に対しおよそ26億円を支払う判決が出ています。
その後、2人は裁判所による資産の差し押さえを受けて、さらなる差し押さえを免れるため犯行に及んだとみられています。
■容疑者は口を閉ざす...
関西テレビは逮捕前の容疑者2人に独自取材しましたが、疑惑については語りませんでした。
【誉田喜博容疑者と小寺孝明容疑者】
(資産隠しの疑惑があるがこれは事実か?)
【誉田喜博容疑者と小寺孝明容疑者】
「・・・」
(疑惑が事実なら、強制執行の妨害にあたると思うが?)
「・・・」
(支払い命令が出ている26億円は公金だが、これについてどう認識しているのか?)
「・・・」
警察は、ほかにも不審な金の流れがないか詳しく調べています。
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