27日午前9時に「非常に強い」勢力に発達した台風10号。
午後5時現在はゆっくりと北上を続け、奄美地方に接近しています。

暴風域に入った鹿児島県の奄美大島から、鹿児島テレビ・麓伊賀久記者が現在の様子をお伝えします。

奄美大島では、朝から断続的に強い風と雨が降っていて、時折、ゴーッという音とともに大きな木が揺れる様子が確認できました。

奄美大島では現在、奄美市と大和村の全域に避難指示が出されています。

奄美大島の隣にある喜界島では、これまでに35.5メートルの最大瞬間風速が観測されたほか、奄美市の名瀬でも26.8メートルを観測しました。

また、島内の大型スーパーでは、船便の欠航によって生活物資が届かず、一部で品薄となっていて、買い物客は「台風の速度が遅くなっていて、奄美を抜けてもしばらく船が来ないので食材などが心配です」と話していました。

奄美大島は台風の常襲地帯ですが、久しぶりの台風襲来とあって、地元の住民は不安を口にする人もいます。

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