長野県上田市の市営屋内プールで国の基準値を超えるレジオネラ属菌が検出された問題で、9月3日までに体調不良の申し出が124件寄せられたことが分かりました。

上田市の市営屋内プール「アクアプラザ上田」。

市は8月28日、波の出るプールから国の基準値の8倍、ジャグジーから4倍を超える「レジオネラ属菌」が検出されたと発表し2つの施設の利用を停止しています。

レジオネラ属菌に感染すると免疫力が落ちた高齢者などは重い肺炎になったり死亡したりする場合もあります。

市は8月14日から28日の間に施設を利用して体調不良があった人はアクアプラザ上田に連絡し医療機関を受診するよう呼びかけていて、9月3日正午までに124件の申し出があったということです。

このうちの1人は肺炎や発熱のため入院し、「レジオネラ症」と診断されました。その他に重い症状の人はいないということです。

市は「レジオネラ症の患者が出たことを重く受け止め、消毒など再発防止に努めていく」とコメントしています。

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