福岡県をはじめ九州・中国地方の工事現場から鉄板などを盗むなどしたとして、警察は男女12人を検挙し、一連の捜査を終結したと発表しました。

12人が関与した事件は68件で、被害総額は約6500万円に上るということです。

福岡県警によりますと、一連の事件では、まず去年7月に福岡県小郡市大板井の工事現場から鉄板7枚(約168万円相当)を盗んだ疑いで、筑後市の配管業・小野光秀被告(58)が去年8月に逮捕され、起訴されました。

その後の捜査で、小野被告と共謀して、おととし7月から去年7月にかけて、福岡・佐賀・熊本・山口・島根の5県の工事現場などから、鉄板などを盗んだ男らや鉄板を盗品と知りながら買い取った業者など、男女11人が窃盗などの疑いで逮捕・書類送検されました。

小野被告ら12人が関与した事件は68件で、盗まれた鉄板は368枚、被害総額は約6500万円に上ることが確認され、このうち16件(被害総額約2200万円)が検察に送致されました。

12は全員容疑を認めていて、小野被告らは盗んだ鉄板で得た金を借金の返済や生活費に充てていたということです。

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