民間施設などの工事や公共事業を請け負う秋田市の建設会社の元社長が8月、違法薬物を所持した疑いで逮捕された事件で、所持していた薬物が覚醒剤と大麻だったことが新たに分かった。元社長は10日、知人と共謀して大麻を所持したとして再逮捕された。

この事件は8月20日、秋田市の建設会社の社長を務めていた容疑者(70)が、違法薬物を所持した疑いで逮捕されたもの。

逮捕当時、容疑者が所持していたのは乾燥大麻約0.03グラムと、覚醒剤約0.3グラムだったことが新たに分かった。

また、その後の捜査で、容疑者が2022年3月ごろから2023年4月下旬にかけて、知人の女性の自宅で大麻約13グラムを所持していたことが分かり、10日、大麻取締法違反の疑いで再逮捕された。

容疑者は、覚醒剤の所持は認めているものの、大麻の所持については黙秘しているという。

建設会社は、商業施設の工事や公共事業などを手がけていて、施工実績は県内最大級。逮捕を受け、容疑者を社長から解任した。

なお、容疑者は10日、覚醒剤取締法違反の罪で起訴された。

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