警察は、スロット機を使って客に金を賭けさせる、いわゆる「違法スロット店」で常習的に賭博をさせたとして、この店の経営者の男など2人を逮捕しました。

常習賭博の疑いで現行犯逮捕されたのは、青葉区国分町2丁目にある違法スロット店の経営者の男(39)と従業員の女(40)の2人です。
警察によりますと、2人は共謀し、18日午後10時55分ごろ、店舗に設置した回転式のスロット台で、常習的に客に金銭を賭けさせた疑いが持たれています。警察の調べに対し、経営者の男は容疑を認めていますが、従業員の女は「何のことかよく分からない」と容疑を否認しているということです。

警察は18日午後11時ごろから、この店の家宅捜索を行い、スロット機やバカラなどのゲーム機32台のほか、帳簿や現金約200万円などを押収しました。店内には当時、3人の客がいたということです。

違法スロット店を巡っては、去年11月、青葉区国分町の違法スロット店の従業員など6人を常習賭博の疑いで逮捕して以降、警察は宮城県警など6県合同の捜査本部を立ち上げて捜査を進めていました。警察によりますと、これまでに違法スロット店7店と倉庫3ヵ所を摘発し、スロット機など1091台を押収したほか、常習賭博などの疑いで合わせて70人を検挙したということです。

警察は、店の売上が暴力団の資金源になっていた可能性があるとみて、詳しく調べています。

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