連結部分が見える状態で線路上に停車する東北新幹線「はやぶさ6号」=宮城県大崎市で2024年9月19日午前11時23分、本社ヘリから玉城達郎撮影

 19日午前8時7分ごろ、東北新幹線の古川―仙台駅間で、東京に向けて走行していた新幹線の連結が外れ、いずれも線路上で停車した。JR東日本によると、盛岡駅で「はやぶさ6号」(10両、乗客約200人)と「こまち6号」(7両、乗客約120人)を連結して走っていたが、何らかの理由で分離したという。

 仙台に向かうため、はやぶさ6号に乗っていた盛岡市の男性(59)は電話取材に「音や衝撃もなく、スーッとスピードが落ちて動かなくなった。何だろうと思っていたら、『連結に支障があり、点検します』という車内アナウンスがあった」と停車時の様子を説明。「今はトのトンネル内で停車している。長時間待たされて疲れる」と話した。

分離して停車した「はやぶさ6号」の連結部分。本来は「こまち6号」と連結されていた=付近に停車した新幹線の乗客提供

 車内に慌てた様子の乗客はおらず、周囲には仕事のやりとりで電話している人もいたという。男性は「その後、『準備ができ次第、はやぶさだけ仙台に向かいます』と車内アナウンスがあった」と語った。【佐藤丈一】

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