18日は東京都心で観測史上最も遅い猛暑日となりましたが、異常な暑さが引き起こした珍しい気象現象が全国各地で目撃されました。
長崎市で見られたのは、夕方の空に突如現れた巨大な青い柱。
夕焼けから延びる光がとても幻想的な写真ですが、実はこれ「薄明光線」と呼ばれる気象現象です。
撮影者:
(Q.見るのは初めて?)初めてですね。キレイだなっていう。
九州地方で複数確認されたこの現象。
一体どのようにしてできるのでしょうか。
薄明光線は、太陽の上にできた積乱雲が太陽光を遮り、その隙間から漏れてできた放射状の光のことをいいますが、本来、この積乱雲ができやすいのは気温が高い夏の時期とされているため、9月半ばに見られるのはとても珍しいことなんです。
そして関東でも、この時期珍しい夏の現象が目撃されました。
丸く膨らんだ雲が空を埋め尽くすほどずらりと並んだ「乳房雲」です。
夏の時期によく見られる積乱雲が急速に発達したことで、牛の乳房のように見えることから「乳房雲」と呼ばれています。
実はこの雲は、ゲリラ雷雨などが発生する前に現れて、天気急変の予兆ともいわれるとても危険な雲なんです。
20日も続く厳しい残暑。
変わり続ける空模様のヒントになるかもしれません。
夏の光景に注意してください。
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