活発な秋雨前線の影響で、石川・能登地方では猛烈な雨が降り続き、気象庁は大雨特別警報を発表して、安全の確保と最大級の警戒を呼び掛けています。
石川・珠洲市から、石川テレビ・飯田嘉太アナウンサーが中継でお伝えします。
元日の地震で、甚大な被害を受けた珠洲市上戸町では、雨や風は少しずつ弱まっている印象です。
ただ、21日朝から降り続いた雨の代償は大きく、近くの川から幹線道路まで濁流が流れ込み、道路脇には流木が散乱している状況です。
珠洲市内でも停電が発生している地域もあり、上戸町の信号機はいまだ機能していません。
また、付近の畑は近くに寄っても何が植えられているのか分からないほど悲惨な光景が広がっています。
先ほど県は、今回の大雨の影響で珠洲市で1人が死亡し、輪島市と珠洲市、能登町でそれぞれ1人の計3人が行方不明になったと発表しました。
元日の地震に続いて再び珠洲を襲った猛烈な大雨に、住民は「地震があってようやく落ち着いてきたところでこの雨、修理しても無駄や」と嘆いていました。
ただ、雨は22日まで続くという情報に、雨脚が落ち着いてきたこのタイミングで、土のうを積んだり軒先の泥をかき出したりする住民の姿もありました。
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