SNS(ネット交流サービス)を利用した投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は25日、奈良県大和郡山市の無職、吉田海斗(25)、住居不定・自称会社経営の井上雄太(31)両容疑者を詐欺の疑いで逮捕したと明らかにした。府警は2人の認否を明らかにしていない。事件の逮捕者は計105人となった。
府警は7月、大阪市内に拠点を置く二つのグループを摘発していた。府警特殊詐欺捜査課によると、吉田容疑者は一つのグループで、被害者をだますためにメッセージを送る「打ち子」を集める役割を担当。井上容疑者はもう一方のグループで、メンバーに報酬を支払う役目だったとみられる。
いずれのグループもSNSで被害者を投資に勧誘。運用益が上がる商材があるとうそを言い、購入費名目で現金をだまし取っていた。それぞれの逮捕容疑は吉田容疑者が5~6月に計約140万円を、井上容疑者は2~3月に約90万円を詐取したとしている。【岩本一希】
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