斎藤知事が失職と出直し選挙を選んだことについて、兵庫県の職員からは「やはりそうか」などの声が上がりました。

【兵庫県の職員】
「やっぱりそうされるのかなとは思っていました」
「仕事に専念したいのに、なかなか別のことで情報とかもいろいろ耳にすることもあるので、集中して仕事ができないということはあります」
「県政を思って下さるような方に知事の仕事をしてほしいなと思います」

県の職員からは他にも「政策自体は良かったが、この問題は政策が良いからといって許されるものではない」といった声もありました。

兵庫県議会の各会派の反応もさまざまです。

自民党県議団の幹部は議会の解散を避けられたことに一定の評価を示しました。

【自民党県議団 北野実幹事長】「議会解散には大義がないと思っていましたので、そうであろうなという受け止めしかない」

Q.このタイミングでの決断に対する受け止めは?

【自民党県議団 北野実幹事長】「熟慮されて考えて決定されるんだろうなと思っていましたから。このぐらいになるんではないかなと僕は思っていました」

3年前の兵庫県知事選挙で、自民党と共に斎藤知事を推薦した維新の会は…。

【維新の会県議団 岸口実団長】
「3年前、選挙で共に戦いましたので、個人的な思いとすればやっぱり残念だなというところはあります」
「知事がこれまでずっといろんな場面で『与えられた4年の任期を全うするんだ』『県政を前に進めるんだ』という発言がずいぶん多くありました。それをされるのであれば、やっぱりいったんここで立ち止まって選挙をして、民意を確認するというか、問うというのが、選挙で推薦した側の立場からすると、それが一番望まれることだと思いました」

失職と出直しに異議を唱えているのは共産党県議団です。

【共産党県議団 庄本えつこ団長】「本来は辞職をすべきだと思っています。(斎藤知事が)辞職をしない、失職するということは、自分が悪かったとは思っていないという表れなので、それでは県民は納得しないのではないかと思います」

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