能登半島地震の被災地を襲った豪雨災害で、電気や水道がいまだに通らない地域の集団避難が始まりました。

9月21日に能登地方を襲った記録的豪雨で、依然、断水や停電が続く地域の住民が集団での避難を始めました。

孤立集落の解消も進みました。

一時、最大で115あった孤立集落はその後、土砂の撤去作業が進み、26日までに輪島市と珠洲市の3地区4カ所42人まで減少しています。

また26日は、輪島市で海女たちが漁場の調査で水深12メートルあたりまで潜りました。

視界は悪く、10メートル以上の木が海底に突き刺さっていたほか、元日の地震で積もった泥の上に土砂がたまり、生き物の姿は見当たらなかったということです。

海女漁保存振興会 門木奈津希会長・濵谷美恵さん:
濁りひどくて、地震後もひどいと思ったけど、やっぱ今回は本当にひどすぎて。海が死んだ。死ぬね、多分。生き物の確認もできなかった。

今回の豪雨は、国の重要無形文化財・輪島の海女漁にも深刻な影響が出ています。

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