死亡共済金目当てで知人男性を殺害したとして、大阪府警は27日、大阪府富田林市の無職、井上司容疑者(61)を殺人容疑で逮捕した。「殺していません」と否認しているという。

逮捕容疑は2023年12月4日ごろ、大阪府柏原市を流れる大和川で、八尾市の無職、池田明弘さん(当時63)を何らかの方法で川に転落させ、溺死させた疑い。遺体発見時、計7キロの重りや鉄アレイが入ったリュックサックを背負って浮いた状態だったという。

府警によると、2人は約30年前からの知人関係。容疑者は池田さんの死亡共済金の受取人で、実際には受給していなかったものの事件後に受け取り手続きのための必要書類を取り寄せていた。また鉄アレイなどは容疑者が事件前日に贈ったものだった。

府警は容疑者が共済金を目当てに、転落事故を装い池田さんを殺害したとみている。

容疑者は今月17日、池田さん名義のキャッシュカードで口座から現金約16万円を引き出したとして、窃盗容疑で府警に逮捕されていた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。