大阪市の障害者施設で歯の治療を受けていた入所者の男性が死亡した事件で、警察は歯科医師と看護師を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
■虫歯治療を受けていた入所者が死亡 治療中に暴れ職員5人がかりで押さえる
大阪市淀川区にある障害者支援施設「アンダンテ加島」ではことし5月、虫歯の治療を受けていた69歳の入所者の男性が急性呼吸障害などにより死亡しました。
施設は、男性には知的障害があり治療中に暴れたため職員5人がかりで頭や体を押さえていたと説明していて、警察は9月30日、歯科医師の男(61)と看護師の女(55)を書類送検しました。
■「身体拘束の指示はしていないが、重く受け止めており、反省が必要」
2人は『全身麻酔』や『治療の中止』といった、措置を怠り死亡させた業務上過失致死の疑いがもたれています。
調べに対し、医師の男は、「身体拘束の指示はしていないが、重く受け止めており、反省が必要」などと供述しているということです。
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